みなさま、こんにちは。神奈川県横浜市でFEJオフィシャルスクール「フレーズ」を主宰している柘植です。
5月の第二日曜日は母の日。今年もお花に携わる方たちは忙しいシーズンが近づいてきましたね。
母の日といえばやっぱりお花をプレゼントする!という方も多いですよね。
なかでもプリザーブドフラワーアレンジメントは若い方を中心に人気があり、生花(フレッシュフラワー)ではなくプリザーブドを贈りたいという方も増えています。
本日のフラワーレシピでは、女性に人気のあるシャビーな雰囲気の花器にローズとカーネーションをたっぷりと使った母の日向けのアレンジメントの作り方をご紹介します。
ご自宅用に、またレッスン用のデザインの参考などにご覧いただけるとうれしいです!
本日のTOPICS
【ハートガーランドがポイント!シャビーな花器で作るアレンジメントの作り方】
レシピの後にこのアレンジの使用花材と材料費までご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください^^
ハートガーランドがポイント!シャビーな花器で作るアレンジメントの作り方
用意するもの
花器、ドライ用フォーム、プリザーブドフラワー(ローズかのんM3輪、スタンダードカーネーション3輪、ゆめアジサイ)
アーティフィシャルフラワー(スプレンゲリーガーランド約45㎝、ネリネピック)
ハサミ、グルーガン、ボンド、ワイヤーカッター、ワイヤー(#24ハダカ、#24地巻きグリーン)、フローラルテープグリーン
ステップ1)フォームを設置します
フォームをカットして花器に設置します。フォームの底にボンドまたはグルーガンをつけて固定しましょう。
高さは花器の高さより2センチほど低めに入れます。
ステップ2)花材の準備
花材をワイヤリングします。
ローズは#24ハダカワイヤーを1/2カットしたものを2本用意し、茎の太めのところに水平にさしクロスさせます。
ワイヤーは全て茎に沿わせて下に降ろしておきます。
カーネーションもローズと同様に#24ハダカワイヤーを1/2カットしたものでワイヤリングをします。
カーネーションは茎が堅くでワイヤーが通りにくいので、ガクの切れ目辺りからさすとスムーズです。
またカーネーションは購入時に箱の中でお花が押されていたり、形がいびつになっていることがあります。(左の写真)
花びらを優しく押し広げるようにしてあげると形を整えることができます。(右の写真)
右と左を比べると花の大きさも大きくなり形も丸く整っているのがわかりますよね^^
美しい状態でアレンジすると仕上がりも変わってきますので、ほんのひと手間なので手を入れてあげましょう。
アジサイは約8Pに小分けしておきます。
#24地巻きグリーンワイヤーを1/2カットしたものでワイヤリングをします。
ワイヤリングをした後で長すぎるアジサイの茎はアレンジの邪魔になりますので2㎝くらい残してカットしておきます。
アジサイはふわっとした状態だと隙間がたくさん空いてしまうので、3枚目の写真の左のように花がきゅっと詰まった状態になるようにワイヤリングをします。
ネリネは2Pに切り分け、それぞれ#24ハダカワイヤーを1/2カットしたものでワイヤリングします。
アーティフィシャルフラワーの茎はワイヤーが抜けやすいのでフローラルテープで補強しておきます。
リボンパーツを作ります。約40㎝のリボンを用意し、写真のように2ループ2テールのリボンを作ります。
#24ハダカワイヤーを1/2カットしたものでワイヤリングしておきます。
スプレンゲリーガーランドを用意します。
約45㎝のうち、25㎝分をカットし、ハートモチーフのピックを作ります。
ガーランドをハート型にします。大きさは横幅約8㎝、縦は約6㎝です。
つなぎ目はハートの下の部分でガーランドを重ねて、#24グリーンワイヤー1/2カットしたものでワイヤリングしておきます。
これでパーツがすべて準備できましたので、アレンジを作っていきましょう。
ステップ3)花材をアレンジします
こちらのアレンジメントはベースはラウンド型のデザインです。
メイン花材はこんもりとしたラウンドで入れて、ハートモチーフのピックでアクセントをつけていきます。
スプレンゲリーガーランド残り約20センチを、花器のフチにぐるりと置きます。
#24地巻きグリーンワイヤーでUピンを3つくらい作り、ガーランドを留めておきます。
ローズを入れます。3輪のうち、一番花が大きくて美しい形のローズを選び正面にさしこみます。
ガーランドの上に乗る感じで、隙間が空かないように入れてくださいね。
正面ローズが入ったらTOP付近とやや左寄りに1輪ずつ入れます。3輪のローズで三角形を作るように入れるとバランスがとりやすいですよ。
今回ローズのTOP高は約18㎝です。
続いてカーネーションを入れます。正面ローズの横にそれぞれ1輪ずつ、TOPローズの横あたりに1輪入りました。
左右のカーネーションは、内側に入る過ぎるとボリュームが少なく見えてしまいますので、花器より少し外に出るくらいで調整してください。
ただローズより出すぎないように注意してくださいね。
次にハートモチーフのピックを左奥に入れます。真正面向きではなくやや斜めに入れています。
続いてネリネピックを入れます。2Pとも左側TOPローズの横あたりにグルーピングして入れています。
ネリネピックの右横、やや低めの位置にループリボンを入れましょう。リボンもやや斜めの角度で入れています。
メイン花材が全てはいりましたので、アジサイを入れます。
まず正面ローズの下のスペースに1P。左のカーネーションの奥に1P入れておきます。
正面から見た時にアウトラインがラウンド型になるようにアジサイの高さや位置を調整してくださいね。
またアジサイは隙間埋めとして使用していますので、メイン花材よりも低めに入れましょう。
リボンの後ろあたりにも1P入れます。
残りのアジサイを使って後ろ側のスペースを埋めておきます。
これですべての花材がはいりましたね。
最後にフォームが見えていないか、隙間がないかチェックして完成です。リボンも形よく整えておきましょう。
完成です!
シャビーな花器にクリーミーピーチのローズで母の日にぴったりの優しい雰囲気のアレンジメントが完成しました。
ローズの色はピンク系に変えてもかわいいと思います♪
リボンやピックのバリエーションのご紹介
母の日専用のピックなどもたくさん販売されています。
他の商品との差別化をしたいときや、ワンポイントプラスしたいときにはこういったアイテムを利用するのもよいですね♪
またリボンのバリエーションを変えることでアレンジの雰囲気も変えることができますよ。
【オーガンジーリボン+パールピックで】
こちらはオーガンジーリボンにパールピックを添えたパーツを作って入れたものです。
サテンリボンよりも優しい雰囲気になりましたね^^
【木馬ストライプリボンで高級感UP】
国産の高級リボンメーカー、木馬リボン。上質なリボンを入れるとアレンジにぐっと高級感が増します。
こちらのリボンはエッジにワイヤーが入っていませんので、リボンの形をきれいに整えて作ることがポイントですね。
【リボンパーツを2か所入れてラブリーに】
こちらはレシピと同じリボンですが、2パーツに増やして入れてみました。
ハートモチーフのピックを外して左側にループだけのリボンを、右側にループとテールのリボンを入れています。
リボンがたくさん入ると可愛さがアップしますよね。
アレンジの原価
こちらでご紹介したアレンジレシピの原価です。
・花器(東京堂プリミティーヴォラウンドS CX001816)350円
・プリザーブドローズ(ローズかのんMクリーミーピーチ3、スタンダードカーネーション ピンクオパール3)1673円
・ゆめアジサイ 200円
・アーティフィシャル ネリネピック 4花 147円
・アーティフィシャル スプレンゲリーガーランド 約45㎝ 110円
・リボン(ダヴィンチリボン020830ー22 25㎜幅)約40㎝ 45円
・ドライ用フォーム 約1/4個 62円
・その他 50円
合計 2637円(税別) レッスン参考価格 8000円~
まとめ
母の日のプレゼントといえばひと昔前はカーネーションが定番でしたが、現在ではお花の種類にはこだわらず贈りたい花、相手の方の好きなお花を贈る方が多い印象です。
今回はローズの開花はしていませんが、花材費を抑えたい場合はローズを開花させて輪数を減らつつ見栄えも華やかに作るのがおすすめです。
プリザーブドフラワーのギフトが選ばれる理由は
・きれいな状態が長持ちする
・水やりなどお手入れがいらないのでお仕事や家事育児で忙しい女性にぴったり
・生花のように鮮度を気にする必要がなく、遠方への配送も安心
このような理由があげられます。
お菓子など他のプレゼントに添えて贈りやすいのも、プリザーブドフラワーならではのメリットですよね。
ネット販売や母の日向けレッスンをされる場合は、カラーバリエーションを増やしたり、ラッピングを工夫したりして、よりギフト感が出せると喜ばれると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
フレーズ (FEJ神奈川オフィシャルスクール)
柘植 恭子
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